愛のボイスレター展


前にもちょっと書きましたが、川口市にある「NHKアーカイブス」で本田美奈子の展覧会をやっています。


やっと行けました。


写真等はだいたい他でも見たことがあるものでしたが、ビデオコンサートはNHK秘蔵映像とのことで、なかなか見応えがありましたよ。
ホントは7/27だけの予定でしたが、好評とのことでこの日と8/31(日)にアンコール上映されることになりました。


今回のいちばんの目玉は、彼女が入院中に、たまたま同じ病院に運び込まれた師・岩谷時子を元気づけるために、ボイスレコーダーを使って会話や歌を吹き込んだものが公開され、自由に聞ける、というものです。
こういう、彼女の肉声を劣化せずに(まあ、圧縮してるから厳密には劣化してないとは言えないけど)今も聞くことができるっていうのは、デジタルのいいところですね。


彼女が岩谷に向かって童謡「しゃぼん玉」を歌ったのを聞き、岩谷はこう返しています。
「久しぶりになつかしい童謡を聞き、感心しました。こういう歌はずっと残していかなくちゃいけないわね。今度病院から出たらこういう歌を集めたものを作りましょう」


本田美奈子はポップス、ロック、演歌、ミュージカルなどなんでもやってきて、最後に見つけたのがクラシックでした。
でもこういう話を聞くと、童謡もありだなーと思いました。


彼女がいなくなって何が不満かって、もう新しい歌が聞けないのかと思うと、残念というかもったいないというか、物足りないのですよ。尾崎ファンとかもそうだったんだろうなー。
ま、本田美奈子は実は存命だったら誰も振り向かずB級歌手扱いがずーっと続き、アタシもつかず離れずくらいの位置にいたのでしょうけれど。


ま、何はともあれ、見られてよかったです。