ロースコアオペレーション


今節も秩父宮
大学ラグビー対抗戦、筑波大vs帝京大を観戦。


昨年の覇者、帝京に筑波がどう戦うかが見どころ。
とくに2人の留学生ロックのティモシー・ボンドとヘンドリック・ツイに注目です。


ところが試合が始まってみると、筑波がイイ!前半10分頃のゴール前のピンチをギリギリのところで凌ぐと、19分にフルバック川口のトライで先制。
  
その後はどんどん出足がよくなり、いくつものピンチを凌ぎ切ってなんと7ー0で前半終了。


ハーフタイムにはチアリーディングによる応援が。
 
女の子チームに「バファローズ」もないよなあ。


それにしても帝京は、なんかツイの動きが重いなぁ。
体調が悪いというよりも、慣れというかね、けっこう見ちゃうんですよ。止まってるの。彼ももう3年生、落ち着きがでるのは決して悪いことではないけど、もっとワイルドにというか、暴れてほしいんですよね。


あとボンドはハンドリング、パスワークが粗い。
ポジショニングはよく、ボールに触る機会は多いのだが、タックルされた後、無造作に放るクセが抜けないね。だからミスになり、次につながらない。
 


後半の半分20分が経っても両チーム追加点なく7ー0のまま。


帝京が押し返してチャンスを何度も作るが、ゴール前でミスしたり、決め切れない。筑波のディフェンスが光る。


あれ、ツイではなく、ボンドを下げてマニングを投入。
さぁどうなるか。
ゴール前での相手スクラムにプレッシャーをかけるが、オフサイドの反則で後退。
むしろ逆襲に合う。



そしてなんとこのまま試合終了。
 
番狂わせというか…。
帝京が早慶明以外に負けたのは何年振り?関東ラグビーフットボール協会の公式サイトで確認できる限りでは、1995年まで遡ってもその3校以外には負けていない、これ、意外に知られていない真実。
 
(試合後のツイとボンド)


ラグビーってよほど力の差があるとき以外、あまり完封ってないんですよね。
ということは、筑波がいかに自陣でファウルを犯さなかったかということですね。クリーンで粘り強いディフェンスが勝因といってよいでしょう。
逆に帝京の敗因はハンドリングの悪さでしょう。相手のハイパントをキャッチするときにはお手玉、攻めに入ったかと思えばパスミス、スローフォワード。自らチャンスを潰したのは一度や二度ではありません。
驕りがあったとは思いませんが、上位チームと当たる前に立て直しが必要ですな。


試合前は、1500円という入場料、大学生の(アマチュアの)1試合とトップリーグの2試合開催時が同じ値段なんて!と文句を言おうと思ってたんですが、今日のこの試合は、この値段の価値というか満足度はありましたわ。
悩ましい。


なお、TVKで放映されていた大学ラグビー、リーグ戦グループの「関東学院大vs大東文化大 at 釜利谷G」は録画して見ました。
こちらも大東大が大健闘。ディフェンスがよく、後半残り12分までリードして、まあ結果は14-17で逆転負けを喫したけど、昨年最下位からの巻き返しも含めて、大東大には得るところは多かったのではないでしょうか。