AKB48ファンではない4 前田敦子卒業公演
しつこいようだが、アタシはAKB48ファンではない。
しかし、何らかの波にはビンカンである。奈巳にも敏感だが。
昨日までの東京ドーム公演3連発を終え、本日(8/27)のAKB劇場でのチームA公演をもって前田敦子が卒業する(した)。
AKB48にはさして興味はないが、こうしたイベントにはビンカンである。
人が動く、街が動く。
この流れを感じたいという、欲求がある。
ましてや、アタシは前田の卒業を、AKB48の「終わりの始まり」だと思っている。この時代の境目を、自ら体験せずにはいられない。
というわけで、早ビケして行ってきました。アキハバラ。
駅の構内では、卒業記念ポスター展。
改札外でも。
ちょっと思っていたより到着が遅くなり、暗くなってしまった。
フラッグ。
アトレの壁面も。街全体があっちゃんだらけ。
AKB劇場は混雑しているかと思いきや、そうでもない。最終公演を観る人はもう入っているし、入れない人もここにいてもどうにもならないからか。(実は後でここからフジテレビの中継もあるのだが、平井理央がみんなに丸無視されていたのが印象的だ)
混んでいたのはこっちだった。AKB48ショップ&カフェ。ここで卒業公演パブリックビューイング、というには小さい画面だったが、それでも黒山の人だかり。
これに対して、
警官も大勢待機。ご苦労様です。
まあ、そんなわけでアタシは群衆に埋もれることなく、公演が始まる前にさっさと撤収。
この暑さでノドが渇いたので、1杯飲んでから帰るか。
と入った店で、「HEYHEYHEY!前田敦子卒業スペシャルライブ」が始まるという幸運、いや偶然。飲む以外にすることもないので、ムリヤリ目に入ってくる映像を見ざるを得なかった感じ。
それにしても、この卒業公演ですら、前田の気の入っていないことったらありゃしない。ボーッとした表情で、いつもの「省エネダンス」。ドームで力を使い果たしたか。眠いのか。あるいは一種の催眠状態なのか。それは優しい見方すぎるだろ。
それに引き換え、がんばっていた“残された”メンバー。そうだ。昨日までの東京ドーム公演は、AKB48の一つの夢の実現であったが、この劇場での卒業公演はAKBメンバーによる前田敦子のための公演なのだ。だからメンバーは最高にがんばり、前田は悟りきったような、呆けた顔をしているのだ。
ちなみに一番ダンスがキレキレだったのは、やはり松井珠理奈だった。背も高く動きもシャープ。キレが目立つ。どーでもいいけど。
そんなテレビ中継が終わると、もともと飲む以外何もすることのないアタシは店に居づらくなり、駅へ歩みを進めた。
ところが私の行方を阻む人の波。
そう、「出待ち」の人の群れ。
公演を終えた前田を待ち構えているのだ。
アタシがその中に加わり、前田を待つことは(10分くらいしか)しない。
そんなにヒマではない。
改めて言おう。
アタシはAKB48ファンではない。
前田敦子のファンである。