チョークスリーパーは反則か。

またしても小川が勝った。「実力」の差から言えば当然かも知れぬ。
しかし、その前哨戦として行われた「村上VS飯塚」は何か胸につかえが残る試合だった。


その「何か」とはチョークスリーパーだ。
ギブアップ、またはレフェリーストップという裁定がおかしい。
なぜならチョークスリーパーはあくまで「チョーク」であり、歴とした反則技だからだ。ただし、プロレスでは反則も5秒以内なら「ルール内」だ。この短い刹那にギブアップしてしまえば、それはそれで認めざるを得ないかもしれない。しかしレフェリーストップはないだろう。ストップするなら反則攻撃の方だ。


さて、このチョークスリーパーをトレンドとして再生させたのは、言うまでもなくアントニオ猪木である。すると全てのナゾが解けてゆく。
奇しくも前田日明が叫んだことがあった。
「猪木なら何をやってもいいのか!」


そのとおり、いいのである。