排出権取引の欺瞞

今朝の新聞にも載っていましたが、いま排出権取引っていうのが商社と大企業のあいだで流行っていますね。


いわゆる京都議定書批准により、日本は2010年までにCO2の排出量を6%削減(1990年比)しなければいけないことになり、このままでは到底目標達成できそうにない(1999年時点での予想値は20%増加、すなわち26%の削減が必要になる)ため、排出目標に余裕のある国(たとえばロシアやウクライナ)からその権利(排出権)を買って、その分は排出してもかまわない、と言う制度(京都メカニズム)なのです。そしてそれを商社が媒介し、転売しようとしています。


このシステム(ビジネスモデル)を考えた人はホント頭がいいと思いましたが、よく考えるとやっぱりおかしい。


ロシアやウクライナは、枠が余っているのだから何もしなくても、いままでどおりCO2を排出し続けていても、余分を売るだけで金が手に入る。日本などはその買った分だけ排出してかまわない。
つまり誰もCO2を削減していないのです。
なんかうさんくさいなぁ〜。


もともとCO2による地球温暖化っていうのもマユツバなんですよ。


ホントに危機だったら少子化は歓迎なんじゃないですか?
人が少なくなれば、呼吸量も減ってCO2の排出も減るでしょ。
人が減れば景気も下向き、社会活動から排出されるCO2も減るでしょ。
そんな少量の話じゃないって言われそうだけど、大気に含まれるCO2の割合は0.03%、吐く息に含まれるそれは4%と言われています。濃度で言えば130倍ですよ。けっこうな量じゃないですかね。
そのうちCO2削減のために息を止め続ける人が出てきますよ、きっと。