映画オールタイム・ベストテン


大江戸先生のブログで紹介されているように、「キネマ旬報」でオールタイム・ベストテン映画の投票を受け付けていました。
アタシは映画が趣味でもないし詳しくもないので送ってはいないのですが、ここで思い返してみるのも一興かと思い、ご紹介しておくことにしました。
ま、いろいろ見ながら思い出したのですが、そもそもあまり覚えていないので、もしかしたら「あ、これ忘れてた!」ってのがあるかも知れないのですが・・・。
てゆっかあまり覚えていなければこそ、何度も見て楽しめるというおトクな性格でもあります。


<外国映画ベストテン>
1.ゲーム(デビッド・フィンチャー
2.オープン・ユア・アイズ(アレハンドロ・アメナバール
3.彼女たちの舞台(ジャック・リヴェット
4.マスク(チャック・ラッセル
5.猟奇的な彼女クァク・ジェヨン
6.ソードフィッシュドミニク・セナ
7.プレデター2(スティーヴン・ホプキンス)
8.タワーリング・インフェルノジョン・ギラーミン
9.イージー・ライダーデニス・ホッパー
10.スペースキャンプ(ハリー・ウィナー)


外国映画は選ぶのが難しかったですねえ。
そもそもあまり見てないもの。
このあとの日本映画もそうですが、ほとんどが俳優基準で選んでるカンジですね。
ですから、監督や俳優がダブらないように選ぶとホント少ないんです。


1位のデビッド・フィンチャー監督は、他の「セブン」「パニックルーム」なども好きです。「ファイトクラブ』は疲れちゃう。基本DVD派なんで、「ベンジャミン・バトン」は見ていないし、まだ「ゾディアック」すら見てません。
2位はリメイクされた「バニラスカイ」の方が著名ですが、元のこちらの方がペネロペ・クルスの良さが出ている気がします。外人なら断然ペネロペ派ですな、アタシは。
3位は学生時代に映画好きの友人に連れられて男2人で見に行ったのですが、意外に面白くてビデオを探していたんですが、ずっと日本では発売されていなくて、10年くらい前にニューヨークへ行った際に“英語字幕”版を購入したのですが、やはりよくわからなくて難渋していましたところ、一昨年くらいですか、ジャック・リヴェットセレクションなるDVD-BOX?が発売されて、バラ売りもされていて、やっと手に入れることができて感動していたら、早速TSUTAYAにも置かれていてちょっとショックでした。
4位はジム・キャリーが秀逸です。若かりしキャメロンもキュートですが、本作を筆頭とするジム・キャリーのコメディ俳優としての才能には感心しました。後に志村けんも同じことを言っていてうれしかった記憶があります。最近はシリアスなドラマしかやらないのか、ちょっとつまらないな。
5位はチョン・ジヒョンのキレっぷりがいいですね。怖い女が結構好きなんですよ、きっと、アタシ。
6位はうーん、なんかおもしろかった。
7位は、プレデターにそっくりな友達が学生時代にいたんですよ。しかも女の子。あんなバケモノに似た女のコってどんなんだよ、って思うでしょうが、それが意外にモテていたのが不思議。ゲテモノ好きってやつですかね。でも仮面がはずれて本来の顔がウニュムニュっと現れたと思うんですが、それがさらに似ていて噴き出しそうになったのを覚えています。特に「2」は何匹も現れるので、腹痛くて死にそうです。
8位は子供の頃に見て火事がすごく恐くなった気がします。高所恐怖症まではいいませんが、高いところも怖くなりました。調べたら、スティーブ・マックイーンポール・ニューマンの豪華競演だったんですね。ちなみにフジテレビ版でニューマンの吹き替えをやった故・川合伸旺は時代劇の悪代官として有名な方ですが、アタシの友人のお父上としても有名であります。
9位はバイク好きなら必ず見る?んですが、このなんとも不条理なというか、終わり方は、時代というしかないんでしょうな。「キャプテン・アメリカ」とか、どうでもいいネーミングがじょうずですよね、アメリカ人て。
10位は子供の頃に見た。うろ覚えですが、東京タワーの見えるところでNASA展みたいなのをやっていて、月の石だか隕石だかを直接触るのにすごく並んだ覚えがあり、またよくある記念メダルにガチコンガチコンな前を刻印した記憶があります。世界地理とリー・トンプソンを好きになるきっかけになった映画です。残念ながらDVD化はされていないようです。



<日本映画ベストテン>
1.激動の1750日(中島貞夫
2.恋愛小説(森淳一)
3.二代目はクリスチャン(井筒和幸
4.ゴジラVSデストロイア(大河原孝夫/川北紘一
5.仮面ライダーアギト-プロジェクトG4-(田崎竜太
6.ジューンブライド"6月19日の花嫁"(大森一樹
7.天国にいちばん近い島大林宣彦
8 .冷静と情熱のあいだ(中江功
9.本気!(吉川一義
10.あずみ(北村龍平


1位は断然コレ。学生時代に新宿で見て、その後ビデオでもう何度見たかわかりません。中井貴一&中条きよし。脇役がまた豪華。ショーケン石立鉄男中尾彬清水健太郎加藤雅也本田博太郎志賀勝火野正平陣内孝則渡瀬恒彦夏八木勲丹波哲郎。ホントいい。
2位は元々はWOWOWで放映されたテレビドラマですが、のちに劇場公開されたのでよいでしょ。小西真奈美の初主演作ではないですかね。どうやらこの手の顔は好みのようです、周りに言わせると。そして何よりも平山あやがいい。一部で「平山あやは『ウォーターボーイズ』のがいちばん」という声もあるようだが、いやいや、これが一番。まちがいなし。
3位は美と血のコントラストが美しい。誰が言ったか「志穂美の前に志穂美無く、志穂美の後に志穂美無し」。確かにあれほどの美人アクション女優は未だ現れず。
4位は数あるゴジラの中でもこれをピックアップ。封切り時のキャッチコピーは「ゴジラ、死す」。思わず映画館へ行っちまいましたよ。このときの「ゴジラが終わるんだ」感は、1988.8.8横浜市文化体育会館で行われた“負けたら引退!?”アントニオ猪木VS藤波辰巳(当時)の時と同じくらい切迫感がありましたね。伝わる人には伝わるでしょう。
5位は特撮つながりという訳ではないですが、アギト。平成ライダーシリーズ初期にして最高傑作と思っています。特にG4の造形美は何物にも代え難く、思わずその年の年賀状のイラストに使ってしまったくらいです。「仮面ライダー30周年記念作品」かつ「東映創立50周年記念作品」ということでもありました。また、Wikipediaによると、「劇場用長編映画としては世界で初めて全編がHD24Pで撮影された作品でもある」そうだ。ふーん、すごかったんだね。
6位は富田靖子の怪演。トミヤスは昔っからお気に入りだが、近年はとくに「狂気」を見せるところが好きでした。一番いいのはドラマ「昔の男」(主演;藤原紀香大沢たかお)のマリ役だが、映画に限ったのでこちら。ナンノも出てるし。
7位は原田知世で選ぶのはなかなか難しい。「彼女をスキーに連れてって」もいいんだけど、やっぱり角川時代の方がいいかな、と思って。「愛情物語」と迷ったけど、渡瀬恒彦あしながおじさんのイメージがわかないのでこちらに。
8位は竹野内豊。アタシの中で、男性で最も好感度が高いのが彼。わりと同じような役しかできなさそうですけど。ドラマ「BOSS」もね。なによりイタリアがいいね、イタリア好きなんですよ、ヒゲとか。フィレンツェね、よかったなあ、また行きたいなあ、ということで。でも「アマルフィ」はあんま興味ない。
9位は東山紀之主演ですが、アタシの永遠の恋人?「久美子さん」役を小島聖が、今の姿からは想像できないくらい、ピュアにこなしています。三ツ矢サイダーのCMとかやってた頃です。
10位は言わずもがな、上戸彩。彼女のボーイッシュでありながら少女を脱しかけている、中性的なエロスが太ももから読み取れます。アタシはドラマ「ホテリアー」の女らしい上戸もかなり好きですが、その線はあまり売れないようで、そっちで失敗するたびに元気もんの役に揺り戻しているような気がします。そういう意味からも、女っぽさが強くなる「2」よりこちらの方がおすすめです。オダギリジョーの変演、なんて言葉は無いけど、見られるし。


あー、つかれた。


まあ、10本ずつ挙げるだけでも苦労なのですが、それでもホント、好きな映画、好きなキャストが並びました。あえて「1監督1作品、1俳優1作品」に絞ったので、もっといろいろあるんですけど・・・。
 次点を選ぶとしたら、「三たびの海峡」(神山征二郎)か「極道戦争 武闘派」(中島貞夫)かな。忘れちゃいけない「リーサル・ウェポン」シリーズですな。マブダチとメル・ギブソンの取り合い、ダニー・グローヴァーのなすり合いをよくやったものです。