アーティスト!!!

今朝、橋の上で、見とれてしまった。あまりに優雅かつ鮮やかな舞い、とでも言おうか、その動きは私の心をつかんで離さなかった。
武骨な体躯に似つかわしくない、繊細な指先の動き、力強さがありつつもその腕をひねりながら掬った礫を優しく振りまいては馴らしていく。
相当な使い手だ。
その美しい動きに、私は10分以上も見とれて立ち尽くしていた。
間違えて停止のボタンを押していなければ、さらに10分間、いや、電源の尽きるまで見ていたに違いない。