ラグビー2010-11シーズン閉幕

ラグビー日本選手権三洋電機ワイルドナイツサントリーサンゴリアスをテレビ観戦。
結果から言うと、いいゲームでした。
準決勝の三洋電機東芝ブレイブルーパスがやはり好ゲームだったので、それ以上を期待しつつも、それ以上は難しいかと思っていたのですが、杞憂でした。

三洋電機は、新日鉄釜石神戸製鋼のV7に次ぐ4連覇を狙うモチベーションはもちろん、親会社であるパナソニックのブランド統合により来季からはチーム名もしくは部の存続すら危ぶまれる状態、そしてトップリーグ優勝という好調さからも、優勝候補筆頭です。
対するサントリーはそのトップリーグプレーオフ決勝で三洋電機に負けており、そのリベンジに燃え、9年ぶりの優勝を狙っていました。

浪花節的には三洋電機ワイルドナイツの有終Vを期待していたのですが、試合はアップテンポのサンゴリアスペース。ワイルドナイツは準決勝で負傷退場したトニー ブラウンの欠場が痛かったか。ワイルドナイツもディフェンスの強いチームではあるけれど、日本代表をズラリと揃えたサンゴリアスBK陣の畳み掛けるようなアタックを止め続けるのは困難でした。よく見たらホントにサンゴリアスのBKはすごい。SHの日和佐(今季トップリーグ新人王)を除くとSOピシはNZキャップホルダーで、TB&FBの平、ニコラス、小野澤、長友、有賀と全員代表レギュラークラスだもんな。
これらを走らせたら、そりゃかなわん。走り出す前に捕まえなくちゃ、スピードは殺せない。そういう意味ではワイルドナイツのFW3列目のディフェンスはあまり目立っていなかった。いつも走りまくるユ・ヨンナム(韓国代表)とか全く見えなかったもんな。出てたのかな、っていうくらい。ホラニもアタックではときどき突破を見せていたけど、ディフェンスではあまり目立たなかった。あといつも暴れまわるHO堀江(日本代表・トップリーグMVP)も今回はほとんど見えなかったな。
とにかくサンゴリアスのスピードが際立った試合だった。ラック一つとっても安心できる要素は無く、互いに常にターンオーバーを狙うスリリングな展開だったので、目が離せなかった。

結果、サンゴリアスの優勝。
サントリーの佐治社長も観戦に来ていたな。チラチラと何度かTVに映っていた。
日本選手権なんだから、このくらい関心を示してくれるとやる方も気合がはいりますよね。
まあ、佐治社長はしょっちゅう見に来ているのだけれど。