東北楽天レッドイーグルス?


11月5日、パ・リーグ理事会が行われ、「東北楽天ゴールデンイーグルス」の加盟を正式承認した。


そこでまた愚かな意見が出たようだ。
「二軍本拠地(仙台市を予定)を再考するように」
おっ。
「遠征費の問題などから、関東近辺に置くように」


ガクッ。ハァ...。またか。
なぜこうも足枷を嵌めたがるのだろう。
もしかしたら「東北を名乗るのだから、二軍は秋田や岩手などで検討するように」という『再考』かと少し期待したのだが。確かに利益を生まない二軍の試合では、遠征費などはなるべくなら抑えたい経費かもしれない。イースタンが7チーム、ウェスタンが5チームになってしまうという問題も絡んでくる。


しかし、だ。
楽天は新規参入で、これから地元に密着してファン作りをしていかなければならない段階のチームである。それは当然プロ野球の地盤拡大につながる。なのに、それを手伝うどころか足を引っ張るようなことを、なぜするのだろうか。


豊田泰光も言っている。
「カギは既存球団に新球団を育てようという気構えがあるかどうかだ。」「(球団運営や地元局の野球中継などの)ノウハウまでを含めて先輩球団が面倒を見てやっても良いはずなのに、ハードルを突きつけるばかり。(中略)話は逆で、既存球団こそ『5年間は見捨てないから頑張れよ』と一札を差し入れるべきではないか。」


それどころか、楽天が提出した経営計画案に対して「甘すぎる」だと。
自らは毎年何十億円もの赤字を出しておきながら。噴飯物である。
グラウンドでは敵であるが、運命共同体である業界なのだから、共存共栄の道を探るべきである。


こうなったら楽天には、あくまで東北に二軍を置いてもらいたい。
他球団がうるさく言うようなら、アゴアシ付きで遠征してきてもらえ。
そして湘南シーレックス横浜ベイスターズ二軍)を見習って、秋田か岩手を本拠地にし、「楽天レッドイーグルス」とでもすれば良いのではないか。チームカラーは赤色(クリムゾンレッド)らしいから。
『シルバーイーグルス』もいいが、年寄りの集まりに聞こえないこともないからな。


そして地元密着から言うと、サッカーでは楽天は(三木谷社長は)ヴィッセルを持っているのでベガルタとの連携は難しいということだが、東北では昔からラグビーが盛んだ。秋田にはノーザンブレッツ、岩手には釜石シーウェイブスがある。それらと提携してファン拡大に相乗効果を発揮してほしい。


ラグビーファンからの提言でした。