えらいぞ!ベイスターズ


横浜・中村武志捕手(37)の楽天への無償トレードが6日決定し、楽天の選手第1号となった。
正捕手候補として中村をリストアップしていた楽天がこの日、横浜側にトレードを正式に打診。中村は相川や鶴岡ら若手の台頭で今季は47試合の出場にとどまり、3年契約が切れることもあって横浜側が申し入れを受け入れた。球団幹部は「出場できる球団でプレーしたいという本人の希望があった。横浜も新球団に協力したい意向があり無償ということになった」と説明した。(スポニチ


「無償」ってとこがいいねえ。
中村は、かつて投手王国・中日をリードし、ヤクルト古田、西武伊東と並ぶ90年代を代表するキャッチャーだ。
最近出番が減っていたとはいえ、その経験は新チームにとって貴重なものとなるだろう。
とくに投手陣はオリ近のプロテクトをはずれた選手と各チームのおこぼれ、そして新人と弱体となる見通しを否めない。これは楽天にとって素晴らしいプレゼントだ。


もちろん横浜にも思惑はあったろう。
一場問題でついてしまったダーティーイメージを払拭するために、あえて「無償」としたか。
親会社がマスコミだとこういうとき得である。「楽天選手第1号は中村!しかも無償!」などと報道すれば、いやでも世間は注目する(はずだった)。


予想外だったのは、思った以上に中村が旬を過ぎていたということか。
全然話題にならないみたいだもんな。


しかしマスコミもずるいよな。
オーナー企業の変遷とかいって、「古くは映画会社、鉄道会社、食品会社らを経てIT産業へ」って書き方してるんだけど、どう見たってマスコミが多いじゃないか、特にここ最近は。
読売(報知・日テレ)、中日、朝日(戦前)、サンケイ、毎日、最近ではTBS、ニッポン放送、そして西武売却を噂されるTV朝日。
悪いとは言わないし、ひいきチームに偏った報道もかまわない。
でも隠し事はやめようよ。


本旨から離れてしまった。
どんな思惑があってもいいけど、今回の件に関してはベイスターズよくやったと言いたいね。