のぞみ


11/10、NTTが「中期経営計画」を発表した。
計画では電話局から家庭やオフィスまでの末端網を現在主流の銅線から光ファイバーに切り替え、2010年には3000万世帯・事業所に張り巡らすという。投資負担は5兆円。
光ファイバー網ができれば、ハイビジョン並みの動画のやり取りが可能になり、在宅医療や介護サービス、教育などの利用も見込まれ、将来的には放送インフラとしても活用されるだろうということだ。


数日前なら感心もしただろう。
しかし、光ファイバーよりも速い回線が存在することを知ってしまった今、計画のスピードにも疑問を抱く。
これが「短期」経営計画で、2006年にも完成という話なら肯けるが、「中期」であり、6年後となるとさらに速い技術が開発され、規制も緩和されるかもしれないのだ。光ファイバー以上の速さになると体感速度は変わらないのかもしれない。しかし、常に最新の技術を求める消費者も多い。
使う機能はネットとメールとエクセルくらいなのに、OSのアップデート、新型PCの購入を抑えきれないのと同じように。


「光」という言葉にダマされてはいけない。
「ひかり」よりも速いものがあることは、新幹線でも証明されている。