ハ○ツバキ

化粧品会社に勤める友人が、半分苦笑いしながら、半分嘆きながら話していました。


国内需要の飽和状態を打開すべく、中国大陸で化粧品事業を展開することになった。中国には化粧のケの字も知らない人々が何億人もいて、巨大な市場になる。
だがこれは、60年前の日中戦争の勃発の時と同じ理由付けと言えないだろうか、と。


それを聞いて思ったのは、むしろ日中間の問題というよりももっとラディカルなものじゃないかなって。


すっ裸で生活していたアダムとイブにリンゴという知恵の実を食べることをそそのかし、衣服を身に着けさせたヘビと同じと言えないでしょうか。
すっぴんで街を歩くことが恥ずかしいことだ、っていう知恵?をつけ、化粧をさせるんでしょ。


生きていくのに必ずしも必要ではない商品を扱う仕事って難しいですよね。
ま、「ハナツマミ」にならないことをお祈りしてますわ。