箱根駅伝・順大総合優勝

お正月のスポーツ観戦といえば、わが家では箱根駅伝なんですけど、今年は特に見応えがありましたねぇ。


5区の順大今井選手の走りには胸のすくような感動を噛み締めながら声援を送っていました。
スペシャリストが、期待に違わぬベストパフォーマンスを見せて、天下の嶮を攻め登ってゆく姿はそれはとても美しいものでした。「神様」と呼ばれるのもわかる気がします。


わが母校早大も久々の快走、総合6位に入り、シード権を獲得しました。特に往路ではいくつも見せ場があり、かつて「天才」と称された渡辺監督の面目躍如といったところでしょうか。


シードといえば、惜しかったのが平塚・櫛部の青年コンビが率いる城西大ですね。2年連続11位と僅かに及びませんでした。往路でいい位置につけて、復路で勝負、と狙いどおりだったのでしょうけど、残念ながらシードには届きませんでした。平塚の涙はたいへん美しいものでしたが、来年はうれし涙にしてあげたいと思ったのは私だけではないでしょう。


さて、「神様」今井選手が区間新(自らの持つ記録を更新)の力走を見せた山登りの「5区」ですが、実は昨年から小田原中継所の位置が変わっています。
かまぼこの有名店「鈴廣」から、「メガネスーパー」になりました。
スポンサード・マネーが動いたのでしょうが、鈴廣も駅伝に合わせて駐車場を大改装したり、金も力もかけていたんですが、大企業の資本力に負けてしまったのですかね。
でも、今の、メガネスーパーは狭いんですよ。たすきをつないだ選手が、なんかごみごみしたところで倒れこんでいて、かわいそうなんですよね。


メガネスーパーが権利を獲得したのはすごいことなんだけど、走行距離を変えさせてまで(記録をチャラにしてまで!)誘致したのだから、快適な環境を用意する責任があると思うのです。
それこそ業績の良い年だけもらっちゃえ、なんていう短期的な皮算用は論外です。
でも、メガネスーパーはイイトコ取りをしようとした前科(SWS)があるんだよなー。