『小さくまとまんなよ』


今週は注目の3連戦。その第2戦、大学ラグビー対抗戦「慶応vs明治」(いわゆる慶明戦)をTV観戦。
明治は筑波、帝京に2敗し、大学選手権出場に向けてもう負けられない試合。


しかし結果は24−19で慶応。
「魂のタックル」なんてコトバほど切実なカンジはしませんでしたが、鋭いタックルで何度もピンチを凌ぎました。
勝因はこのタックルと、スタンドオフ川本の正確なキック、適切な判断力でしょう。


明治は「前へ」というポリシーはわかるんですが、フォワードにこだわりすぎと感じました。
自らの優位なポイントで攻めるのは正しいのですが、それが今日の慶応のディフェンスに悉くはじかれたときには、別の攻め方をしなければならなかったんじゃないでしょうか。
特にフォワードにこだわるあまり、ラックからの球出しに時間がかかることが多く、またTVK解説の増保も言っていたように、ペースも変わらず単調になっていたので、慶応は守りやすかったんじゃないかな。


かつては重戦車FWでならした明治ですが、今年なんかは帝京などもっと強いFWがいます。
もともとアタシは明治のスタイルには昔から批判的なのです。
なぜなら、重戦車FWなんていって、モールやスクラムで押しまくって勝っていた時期もありましたが、それでも社会人が相手になると歯が立たなかったり、外国勢と戦う時にはどこが重戦車だったの?というくらい体格負けするわけです。
つまり大学生相手にだけ勝てればいいの?ゆくゆくは世界と戦う、日本を代表する選手になるんでしょ?という疑問がずーっとあったわけなんです。


これはいろんな場面で言えることですよね。
大目標を見据えないと。
昔のフジテレビのドラマ「チャンス」に出ていた本城裕二(三上博史)の口癖、『小さくまとまんなよ』というのが耳から離れません(何年経ってるんだよ!?)。
彼が歌った『夢 with you』も流行りましたよね。アタシ持っています。
ちなみにこのドラマにはアタシの友人がエキストラで出ていました。
支離滅裂。