大学ラグビーの混沌


今日は大学ラグビーリーグ戦「関東学院vs東海」をテレビ観戦。
前節相性の悪い法政に逆転負けしたカントーが、全勝の前年王者の東海にどう立ち向かうかが見物でした。


こう書くとなんかカントーが挑戦者のように見えるけど、実はこの10年で8度の優勝、大学選手権でも6度の優勝を誇るワセダと並ぶ東の強力チームです。昨年は部員の不祥事のために不戦敗、出場辞退でしたが、今年は初戦から順調に勝ち進み、法政には負けたものの、この東海に4点以上の差をつけて勝てば優勝できる位置にいるのです。


対する東海についての情報は、アタシはほとんど持っていません。
マイケル・リーチという選手が先のアメリカ戦で日本代表に選ばれ、活躍したという話を聞いたくらいですね。


試合は力の拮抗したチーム同士の戦いらしく、地味に展開しました。
前半を終わって12−7でカントーがリード。
ところが後半、クイックスローインから隙をついて東海のセンター吉田がトライ。
その後SO市原のゴール前でのキックパスをまた吉田が押さえてトライ。
その後も攻め続けて終わってみれば31−12で東海の圧勝。後半は完封した。
あんなにカントーの足が止まっていたのを観たのははじめてだ。東海の早い展開という戦略にはまった格好か。
最後までミスやファウルが多かったカントーと、それを後半修復できた東海の差が結果に表れたと見ることもできるでしょう。


東海は昨年に続きV2だが、今年はカントーを破っての全勝優勝。価値がありますな。
これでリーグ戦の順位は1位東海、2位法政、3位関東学院
ちなみに対抗戦の順位はまだ未定だが、おそらく1位帝京、2位早稲田、3位慶応か。(12/2修正:3位は日体大ですと。慶応4位。ますますおもしろい)
また今日関西大学ラグビーAは関西学院が優勝を決めた。2位は同志社で3位が立命館。こちらは前年2位の京産大が大負けしているのが想定外か。おかげで来週最終節の「同志社京産大」をNHKで放送するが、単なる消化試合になってしまったのがおかしい。


とにかく今シーズンは順位が微妙に予想外で、大学選手権の組み合わせが非常に面白くなりそうだとも言えるし、逆に強豪同士が1、2回戦で当たってしまい、決勝に向かうほど力の差が出てしまうという結果になるおそれもある。
ま、面白い試合が観たい。
それだけですな。


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