ラグビー早明戦


やはり両校にとってこの早明戦というのは、特別なものなんですね。
明治は今シーズンすでに4敗というまれにみる弱さで既に大学選手権に進めないことが決まっているんですが、そんなことを感じさせない動きでした。
テレビ観戦。


まあ、早稲田の不調も大きいですね。
ゴールキックがまったく決まらず、リードできない。
その焦りもあるのか、ミスを連発。負けた帝京大戦と同じパターン。
ディフェンスも甘い。


逆にリードしているせいか明治FWの動きが軽い。
いつもならだらだら歩いているイメージが今シーズンの明治にはあるが、ディフェンスの出足もよく、スクラムでも優位に立つ。
つくづくラグビーフォワードだなあと思います。
ワセダのタレントバックス陣も、FWからのボールの安定供給があってのこと。
それがうまくいかなった帝京戦やこの明治戦はとても厳しかった。


最後は14点ビハインドからワセダが2トライ1ゴールを返し、あわや同点かと思われましたが、最後ゴール不成功で結果22−24で明治の9年ぶりの勝利。


モチベーションの差か。
明治は大学選手権に出られず、この試合が今シーズン最後のゲーム。
ワセダは、前日帝京が筑波に勝ったので優勝が無くなり、勝っても負けても2位が確定している、そんな両チームのこのチームにかける意気込みが出てしまったか。
そうは言っても、最初に記した通り、両校にとっては特別な試合なはずですから。


シーズン前には、明治が4敗して大学選手権に進めないのも予想できませんでしたが、ワセダが2敗することも予想できませんでした。
ワセダは昨年まで対抗戦7シーズン無敗の50連勝を続けていました。
今年もはじめは
vs立教 83-12
vs成蹊 60-0
vs筑波 64-0
と入ったので、今年も盤石かなと。しかもスリークオーターバックフルバック5人のうち4人が2年生ということで、あと3年は勝ち続けるんじゃないかと思われました。


が、2敗。
この結果をしっかり受け止めないと、弱点を各チームが分析しましたからね、もういつまでも横綱相撲では通用しないでしょう。
ま、正月が楽しみになってきましたが、それも強いワセダがいてこそですからね。