はまっ子どうし




はまっ子どうし」という名前の水。
横浜市水道局のブランド水。
名前からわかるように(?)、横浜の水と言いながら、山梨県道志村道志川の水なんですよね。
横浜の水源なのは間違いないですが。


たしか東京都でも同じようなのを出していましたよね。
最近流行りなのかしらん、地場ブランド水。
ちょっと前まで「水はタダ」が当たり前だったのに、いくら最近はエビアンとか南アルプスとか「水を買う」のが普通になってきたとはいえ、言い切ってしまえば「水道水」をボトルに詰めて売ってるってことでしょ。まあ、それくらい水道水もおいしくなっているって言いたいんでしょうけど、買う人いるのか心配になっちゃいます。アタシが買いましたけど。アタシは横浜市民じゃないからね。


で、ちょっと耳に挟んだところによると、この水道水のPETボトル販売の表向きの理由は、1つはさっきも書いた水道水がおいしくなったことをアピールしたいということ、もう1つはその収益金の一部を使って水源涵養林の再生・保護プロジェクトに当てるということらしい。


でも実のところは、高度経済成長期に敷設された都市の地下水道管の耐用年数が限界に近づいており、現にたまに水道管破裂のニュースが聞かれるんだけど、この交換に莫大な費用がかかるらしいんですね。これは横浜に限ったことではなく。そりゃそうですね、都市全体となれば。
そしてその費用を捻出するには水道代を上げるしか無い。その値上げを理解してもらうために、「こんなにおいしい水道水を提供しています」ということをアピールしているらしいんですな。


うーん、仕方ないのかもしれないけどねえ。
水道管全取っ替え、って実現可能なんですかね、実際のところ。
気の遠くなるような話ぢゃね。