日本選手権への道


先日きかんぼう氏からも指摘のあったように、ラグビーの大学選手権は、今年の各リーグの成績が意外性にあふれていたため、1回戦から注目カードが目白押しです。
昨日関東第5代表と関西第5代表が決定し、対戦カードが確定しました。


8日に抽選があったのでおさらいになりますが、対戦の決め方は、関東対抗戦1位とリーグ戦1位を両端に配置し、関西1位と九州1位を抽選でそれぞれの対向の位置にする。
各リーグ2位(九州を除く)を同リーグ1位とぶつからないように反対のブロックに配置。
そして残りの3位以下のチームで抽選。


その結果が以下の通り。

日本ラグビー協会HPより引用)


1回戦は見所いっぱい。
帝京大-慶応大は、帝京が今シーズン唯一引き分けた相手。前にも書いた通り、そんなにいい試合ではなかったですが。
摂南大-天理大は、摂南は中京大とのプレーオフを制してやっとの出場ですが、関西リーグでは天理に勝っています。
対抗戦は帝京の躍進とワセダの意外な2敗、明治の凋落などに目を奪われていましたが、するりと日体大が3位につけてます。その日体は関西1位の関西学院大と対戦、関西はリーグのレベル低下も噂されていますが、ここはその見所かもしれません。
福岡大は5年連続20回目の出場と常連ですが、選手権ではワセダに大差で負けるなど、実力の差は如何ともしがたいものがあります。対抗戦5位の筑波とはいえ、強いですからね。


そして1回戦いちばんの見所はやはりワセダ-カントー
2年前まで6年連続で決勝で顔を合わせていた組み合わせ。それが1回戦から見られるとは。ワセダが対抗戦2位、カントーがリーグ戦3位という共に2敗するという意外な結果のせいでうまれた組み合わせです。


関西2位の同志社とリーグ戦5位の流通経済大も、先の日体-関西学院と同様、リーグの実力比較の参考になります。
そしてリーグ戦同士の争い日大-東海大


こんなカンジで、楽しみですが、戦前予想してみましょうか。
1回戦
○帝京ー●慶応
○摂南ー●天理
○法政ー●立命館
○日体ー●関西学院
●福岡ー○筑波
関東学院ー○早稲田
同志社ー●流通経済
●日本ー○東海


2回戦
○帝京ー●摂南
○法政ー●日体
●筑波ー○早稲田
同志社ー○東海


準決勝
さすがにこのあたりになると難しいなー。どうしても贔屓しちゃいます。
○帝京ー●法政
○早稲田ー●東海


決勝
●帝京ー○ワセダ
リベンジ。もう願望ですな、ここまでくると。



ところで。
アタシがもっと注目する日本選手権です。
リコーがこれに出場できるかどうかを期待しています。

日本ラグビー協会HPより引用)


日本選手権は、トーナメント10チームのうち、トップリーグから6チーム出るのはまあ妥当かと思いますが、大学チームは2チーム出られるのに、トップチャレンジ、いわゆる社会人2部からは1チームだけしか出られないんです。しかもイースト、ウエスト、キュウシュウの各リーグの優勝チームからさらに勝ち残る必要があり、例えばサッカーの天皇杯等と比べて非常に狭き門になっています。


つまり、昨日書いたような中でトップイーストで優勝し、さらにトップウエストの優勝チーム(現在ホンダヒートが有力)、トップキュウシュウの優勝チーム(マツダブルーズーマーズが有力)に勝って、やっと日本選手権に出場できる。(ちなみに来シーズンのトップリーグは自動車メーカーが増えそうですな。日産はサッカーしかやらないのか。いや、マツダサンフレッチェがあるな。トヨタグランパスか?ホンダもまだあるのか?北澤とかいたよな、たしか)


そしたら1回戦は大学選手権準優勝チーム、上記のアタシの予想によれば帝京大。これを粉砕して、レベルの違いをみせてやってほしいなあ。
リコーの今シーズンの目標は、アタシ的には、トップリーグ復帰はマスト、この日本選手権でベスト4に食い込むことです。