ニックネーム、アタシ版

基準は3つ。


(1)その人、唯一のもの。
例えば「鉄人」と言えば業界により『ルー・テーズ』だったり、『衣笠祥雄』だったり、『室伏広治』だったりするでしょ。
これはオススメしません。


(2)できるだけ地域の冠がないもの。
例えば「ハマの番長」と言えば三浦大輔ですが、ただの「番長」だと清原和博でしょう。
このようなローカルチャンピオンは除外します。


(3)可逆性。
すなわちそのニックネームを聞いて、その人を思い出せる、ということ。1の確認ですけどね。


強いて言うなら、あとは美しいもの。それから各界のトップクラスを集めました。
順位はメジャーな順にしようかとも思いましたが、結局アタシのお気に入り純、いや順にしました。


1位燃える闘魂アントニオ猪木
誰もが知ってる、って意味でね。
闘う男をよく表現できています。


2位ゴジラ松井秀喜
前回も書きましたが、爆発力と顔の恐ろしさで。


3位「美獣」ハリー・レイス
こんな美しいコトバがあるだろうか。
美女と野獣、いや『美女か野獣』?どちらでもない、『美しい獣』。
骨折したヤツらはみんな鉄パイプを入れたがってたよね。


4位「攻めダルマ」蔦文也
徳島・池田高校野球部の名物監督。
筋トレを重視した大胆で強力な打線を築きました。


5位「エロ・テロリスト」インリン・オブ・ジョイトイ
言い得て妙、とはこのことか。
昨今の芸能界ではナンバーワンのネーミングでしょう。
インパクト、破壊力とも満点です。


6位「熊殺し」ウィリー・ウィリアムス
極真空手で史上最強とよばれたウィリー。
素手で熊と闘ったことのあるヤツなんか他にいるか???
殺してはないですけどね。
しかも熊からしてみれば、むしろじゃれて遊んでいるカンジでした。


7位「一億人の妹」大場久美子
アタシより年上なので、ビミョーなんですが、彼女が当時そう言われて愛されていたのは確かでしょうし、それはわかる気がします。


8位「女子プロ界最強の男」神取忍
これまた真実。「ミスター女子プロレス」なんて呼び方もありますね。
男子プロレスラーと闘ったことのある、また勝ったこともある希少な選手です。
いまや参議院議員ですか。


9位「霊長類最強の男」アレクサンドル・カレリン
Wikipediaから抜粋しますが、これはこう呼ばれても仕方ないと納得できる男です。
『1987年から2000年まで国際大会で13年間無敗を誇り、大会76連勝の記録を持つ。その間にオリンピックにおいてグレコローマンレスリング130kg級で1988年、1992年、1996年と三大会連続で金メダル、世界選手権9連覇や欧州選手権10連覇を記録。』
意外にマイナーなのがさみしいですね。


10位「鉄腕」稲尾和久
先にも書いたように「鉄人」は数多くいますが、「鉄腕」となると彼くらいかな、と。
ところが忘れてました。「鉄腕アトム」なんてベタなのがいましたね。
でもアトムの特徴は主に、最大マッハ5で空を飛び、眼がサーチライトになったり、お尻からマシンガンを発射したり、「10万馬力」のパワーを持つとは言え、決して腕力だけが武器なわけではないんですね。
その点、稲尾は『1年目から21勝6敗、パ・リーグ記録の防御率1.06という驚異的な成績を残し、最優秀防御率と新人王のタイトルを獲得。』『2年目の1957年にはプロ野球記録となるシーズン20連勝を記録するなど35勝。その後も33勝、30勝を挙げ、史上唯一の3年連続30勝を記録。』『1958年の日本シリーズでは、(中略)7試合中6試合に登板し、第3戦以降は5連投。5試合に先発し4完投。逆転日本一に貢献』『1961年には78試合に登板(パ・リーグ記録)し史上最多タイとなるシーズン42勝を記録』
まあ、鉄腕だわ。


番外:「ちょっとエッチなミルキーッ娘」中森明菜
『少女A』とか『1/2の神話』などでクールなイメージの強い明菜ですが、デビュー当時はこんなオチャメなキャッチフレーズだったのは、ある意味ジョーシキです。
正確には『ちょっとエッチな美新人娘(み・ルーキー・っこ→ミルキーっこ)』だそうですけど。